
「生理周期を考えて調整したい」ーー選手からの相談に感じた変化 ーー知識と経験がなければ、次の一手は見えてこない
第3回では、1252エキスパート検定で得た知識を、指導の現場でどのように活かしているのか伺います。選手やコーチ、保護者の反応の変化についてもお話しいただきました。
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ー検定で得た知識を、女性アスリート支援委員会の活動の中で具体的にどのように活かしていますか?
谷内さん:
選手たちも悩みを抱えていても、みんなの前で発表するのは抵抗があるので、個別にこまめに声をかけることを心がけています。会話の中でふと出てきたワードを拾って話を聞いていくことが多いです。合宿では選手・コーチ双方に関わりますが、大会や練習会場で偶然会った時は選手に直接声をかけ、そこで聞いた内容を後でコーチにそっと伝える、パイプ役のような関わり方をしています。
ー委員会活動を通じて、選手やコーチ、保護者の反応や変化を感じることはありますか?現状の課題も含めて教えてください。
谷内さん:
最近は、選手から補食の取り方や合宿中の食事についての質問や、主要大会に向けて『生理周期を考えて調整したい』と相談を受けることもあり、そういう風に考えてくれるようになったんだと嬉しく思いました。ただ一方で、こうした事例はまだごく一部で、自分で何とかしてしまったり、保護者が『それくらい大丈夫』と止めてしまうこともあります。特に競技経験のある保護者ほど、自身の我慢の経験から選手の訴えを止めてしまう傾向があり、どう伝えるか悩むところです。
ー女性アスリートの三主徴は、引退後の健康にも影響すると言われています。委員会の活動では、こうした「引退後・競技を離れた後」を見据えた情報提供もされているのでしょうか?
谷内さん:
地域性もあるとは思うのですが、秋田県では水泳選手としての引退や競技を離れる年齢が早いこともあり、選手自身が大人になった時のイメージを持ちにくいと感じています。そこで年に一度、スポーツ栄養士を招いて正しい食事の摂り方を学ぶ機会を設けています。競技を離れても食べることは一生続くので、生理と栄養について学んだという経験だけでも残ってくれればと考え、栄養の面を特に重視しています。
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知識があったからこそ気づけたこと、変えられたことがある一方で、保護者の意識など、まだ根気強く向き合っていく必要がある課題も見えてきました。最終回となる第4回では、今後の展望と、これから受検を検討している方へのメッセージを伺います。
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<谷内祐子さんプロフィール>
一般社団法人 秋田県水泳連盟 常任理事・女性アスリート支援委員会委員長
公式サイト:https://tohokuswim.net/akita/index.html
NPO法人 障害者アクアレッスン ミラクルスイミー 理事長
公式サイト:https://miracleswimmy.babyblue.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/miracleswimmy/

