HOME コラム
廣本瞭さん (第4回/全4回) (青森県スポーツ協会 青森県スポーツ科学センター スポーツ科学専門員/リコンディショニング分野)
投稿日 2026.08.27

「サポートする立場であれば、性別を問わずベースとして必要な知識」 
ーー引退後の人生を守るために、いま知っておきたいこと 

最終回となる第4回では、女子アスリートの体のメカニズムを学ぶことの意義、そして今後の展望や、これから受検を検討している方へのメッセージを伺いました。 

ーーーーーーーーーー

ー女性の体のメカニズムを学ぶことは、選手の引退後の人生や将来の健康を守るという観点から、どの程度重要だと感じますか? 

廣本さん: 
かなり重要だと思っています。高校生の選手を見ていると、怪我をしていても無理をしてしまう子が多く、その結果が引退後の人生に影響することもあります。頑張ってきたことで悩んでほしくないからこそ、いろいろな影響があることをきちんと知ってほしいです。もし自分が高校時代に同じことを言われていたら、実行できたかはわかりませんが、知識やワードが頭にあるだけで考え方は変わったと思います。

ー今後、青森県スポーツ科学センターの活動の中で、検定で得た知識をどのように広げていきたいですか? 

廣本さん: 
月経に悩む選手が一人でも減ってほしいと思っています。講義の時間を設けてからケアや実技に入るようにしていて、女性が多いチームには月経に関する内容を取り入れながら、選手と指導者の両方に少しずつ広げていきたいです。 

ー同じようにリコンディショニングをされている方や柔道整復師の方など、体を診る専門職の方々に向けて、この検定をどのように位置づけていますか? 

廣本さん: 
生理の内容をサポートの前面に押し出すというより、それ以前の問題として、サポートする立場であれば性別を問わず絶対に知っておくべき、必要不可欠な内容だと考えています。 

ーこれから受検を検討している方へメッセージをお願いします。

廣本さん: 
選手をサポートする立場なら、性別や立場を問わずベースとして必要な内容です。勉強してみるとプラスになることばかりで、私自身、言葉にしてアドバイスできるようになったことがサポートの自信にもつながっています。選手の力になりたい方は、ぜひ知識をつけていただけたらと思いますし、私も学び続けながら選手に対応していきたいです。 

ーーーーーーーーーー

全4回にわたってお話を伺った廣本さん。水泳選手としての実体験、リコンディショニングの専門家としての知見、そして複数競技・複数世代の選手や指導者と向き合う日々から語られる言葉には、性別や立場を超えて必要とされる知識の重みが表れていました。1252エキスパート検定は、選手を支えるすべての人にとって、その一歩を後押しするきっかけとなるはずです。 

ーーーーーーーーーー

<廣本瞭さんプロフィール> 
青森県スポーツ協会 青森県スポーツ科学センター 
スポーツ科学専門員(リコンディショニング分野) 
修士(スポーツ科学)/柔道整復師 
青森県スポーツ科学センター公式Instagram:@aiss_aomori 
https://www.instagram.com/aiss_aomori/

カテゴリ一覧

ページトップへ